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Re: 親って無力

mother  (2020-6-29 9:48 )

 今年25歳の息子を甲状腺がんで亡くし、つい先日彼の五回目の月命日、そして彼の26回目の誕生日を迎えました。
 愛らしい赤ちゃんの頃から、保育園・小学校時代、そして思春期。この病気と長い付き合いになるだろうとわかってからも、彼なりに楽しく大学生活を送り、念願の仕事にも就いて、さあいよいよ人生の本番だ、という時点での病状悪化。心の底では何となく予期していたこととはいえ、やはり現実になると大きな衝撃でした。とても頭の良かった彼が自分の病気をどのように受け止めていたのだろうか、と想像すると今でも胸が痛みます。
 治療の効果がでないとわかった時点で、私は30年間以上続けていた仕事をやめ、病院と在宅とで病気と戦う彼と共に濃密な一年間を過ごしました。苦しく辛いことも多々あったけれど、彼と二人で過ごした時間は今では私だけの宝物です。
 突然私の生き甲斐だった彼を失った今、毎日ふとしたきっかけで涙が止まらなくなります。「お母さんもお兄ちゃんも一緒によく頑張ったよ。やるだけのことやったから、もうそんなに悲しまなくても・・・。」と家族は言いますが、最期まで生きる意欲にあふれていた彼には、もっとやりたいこと、もっと果たしたい夢があっただろう、そしてここにもっともっと長く一緒にいてほしかった、という思いで胸が一杯になります。
 彼の写真を見てしばらく泣いて、そのあとやっと日常に戻るこんな母の姿を、息子は空からあきれて見ているかもしれない。彼がのんびり天国で生活を楽しんでいることを、そして、再び息子に会えることを一心に願いつつ、何とか彼のいない日々を過ごしています。親って本当に無力ですね。
 

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